また支援計画書が実際に活かされるよう「PDCA」を自然に実施できる工夫がされているため、対応策が広がるとともによりこどもにも職員にも笑顔が増えたと好評を博しています。
nurture-tech
こども家庭福祉・養育 × テクノロジー
= ナーチャテック
Child and Family Welfare・Nurture × Technology
= nurture-tech
私たちは、事業の基盤として児童福祉・ソーシャルワークに精通した知識が欠かせないと考え「こども家庭研究所」を設置しました。基本的な理論や専門価値・機能・支援の手法・現場の知見などを踏まえた子ども家庭福祉専門のシステム開発を行います。
また「ナーチャテック」と名付けたアプローチで、ソーシャルワークとデータベース、AIなどのテクノロジーを融合させた発展的活用に取り組んでいます。
厚生労働省のモデル事業として産官学協同「児童虐待対応ナビシステム」開発を行なって以降、長年の研究と実践の成果に基づき福祉のICT実践管理モデルを開発してきました。エビデンスに基づく判断基準による洩れのない、迅速 かつ適切な対応を実現するためのICTシステムを創出します。実際にシステムを活用することから得られる新たなエビデンスによって、より良い実践を支える「プラグマティックEBP」や、自然な形で援助者から適切な情報収集行動やケース管理行動が引き出される「プロセティック・アプローチ」の観点に加え、今後は要支援ニーズの分析や、地域全体の連携をしやすくする機能、AIによる支援アシスト機能などを、幅広い研究者や現場の援助者、当事者とともに研究していきます。
こども家庭研究所長
関西学院大学人間福祉学部名誉教授
1983年シカゴ大学社会事業行政大学院博士課程卒業。社会福祉学博士(シカゴ大学)。関西学院大学人間福祉学部教授(2018年4月1日より 同名誉教授)
1983年関西学院大学社会学部専任講師として就任後、社会学部教授を経て2008年人間福祉学部設立に尽力し初代学部長を務める。日本子ども家庭福祉学会副会長、日本社会福祉教育学校連盟副理事長、公益社団法人家庭養護促進協会理事長、他を歴任。神戸市子ども子育て会議・伊丹市子ども子育て審議会委員長など多数の社会活動でも活躍中。
著作「ソーシャルワーク実践モデルのD&D - プラグマティックEBPのためのM-D&D(2015年4月 有斐閣)」他